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2002年1月6日 日曜日
正月早々良い映画を観させて頂きました。

『シャンプー台の向こうに』

ひっじょーに良い映画です。

〔あらすじ〕
イギリスの田舎町で全英ヘアカット大会が開催されることになったが、その町には伝説的ヘアデザイナーが普通の理容室を開業してくすぶって暮らしていた。このデザイナーはある事情があって、華やかなヘアデザイナーの世界から引退していた。
大会に乗り込んでくるのは伝説的ヘアデザイナーが昔宿敵としていた相手。伝説的デザイナーは、当初参加をかたくなに拒否していたが、家族の声に心を動かされ、参加を決意した。

と紹介すると、なんだかありがちなヒーロー物に思える。しかし、伝説的デザイナーが引退した事情というのは、「女房をヘアモデルに寝取られた」というものなのである。んで、このヘアモデルは「女性」。つまり、女房を女にさらわれたということなのだ。
そして、この女房、ガンに冒されて余命わずかと宣告された。女房は旦那である伝説的ヘアデザイナーとその息子と絶縁関係にあったが、同棲しているモデルも含め、家族らしい暮らしがしたいと望んでいた。
さらに、伝説的ヘアデザイナーの息子と宿敵ヘアデザイナーの娘が恋におちるというロミオ&ジュリエット風な恋愛関係も織り込まれており、若い二人の恋が、映画にさわやかなコミカルさをもたらしている。


映画全体は、ユーモラス・コミカルで暖かなおもしろさに満ちている。ところどころにほんわりとした笑いのネタが仕込まれており、田舎町という設定も手伝って、非常に暖かさを感じるのである。女房を女に取られたというプロット以外は、宿敵デザイナー=悪役、伝説デザイナー=ヒーローの復活、息子&娘の恋=ロミオとジュリエット、というなんともありきたりなストーリーを当てはめているのであるが、トータルでものすんごくイイ映画に出来上がってます。
ひょっとすると、今年はこれを越える映画は無いかもしれない、っていうくらい良い映画でございました。

2002年1月5日 土曜日
今年もよろしくお願いいたします。

今年は日本経済が再生の産声をあげる年になると思われます。

現在、決算が予想以上に悪化する企業が増えるのではないかとの危機感から、2月危機、3月危機が叫ばれているが、ターニングポイントは6月ころになるという声が多い。円安は加速し、6月ころに140円をつけ、さてそこで何が起こるか?

日本経済最悪期を6月ころに迎えると同時に、口先だけでいつまでたっても改善しない小泉政権バッシングが始まり、自民党は分裂、政治的混乱が起こりまさしく新世紀にむけた新たな日本再生の序曲が始まる・・・ことを個人的には願っている。

小泉政権が立ち上がったとき、確か一時的に株高へ振れたと記憶している。これは、外国人投資家をはじめほとんどの投資家が、暗黙的に日本の政治構造に問題があると認識しているからだ。しかし、小泉政権では構造改革は完成されないことが判明しつつある現在、歴史は彼を望んでいないと市場は気付くであろう。
逆に、一時的な政治混乱の後、構造改革を実現できるエネルギーをもつ党(おそらく新党になる)が登場すれば、行き場を失っている資金が日本株式市場に一気に流れ込む可能性もある。

強気なものの見方をすれば、中小企業の理不尽な苦しみはもう少しで解放される・・・ことを祈るばかりである。
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