[トップ] [戦略] [日記] [読書] [討論] [蜘蛛]
[2002年5月][2002年3-4月][2002年2月][2002年1月][2001年12月][2001年11月][2001年10月][ 2001年9月 ][ 2001年08月 ][ 2001年07月 ][ 2001年06月 ][ 2001年05月 ][ 2001年04月 ][ 診断士前の日々 (旧制度 受験体験記もココ)]

2002年6月30日 日曜日
W杯 雑感

いやー、ブラジルは分かりやすくていい。素人が見てもスッゲーって思えるってことは玄人にとってはおそろしくスゴく感じるんだろーなー。ブラジル万歳。

さて、W杯が終わりました。おいらとしては別にサッカーに思い入れがあるわけでもなく、別段のビジョンがあるわけでもないのですが、まぁ総括。

Jリーグからはじまった日本のサッカーを振り返ると、野球に変わる選択肢、米国以外に目を向けるチャンスを与えてくれたようにも思う。ゴルフやスキーのジャンプなど日本人が活躍した舞台はいくつもあるが、やはりベースボールであり、イチローみたいにメジャーリーガーをやっつける日本人にはある種の快感を得る人が多いであろう。

そこに登場したのがナカタでありオノである。そしてW杯である。アメリカチームは強かったがアレはアメリカではない。日本人にとってのアメリカとは全く違うアメリカであった。ここまでアメリカがどーでもよかったスポーツ大会ってないんぢゃなかろーか。我々の目はヨーロッパへと向かい、ヨーロッパで活躍する日本人に胸躍らせた。おそらくこんなことは初めてなんじゃないだろ-か。そしてその総まとめがW杯であった。ここにきてやっとアメリカを離れヨーロッパに目が向けられたのである。
しかし、悲しいかなアジア・アフリカにはやっぱり目は向かない。アジアはサッカーについては観るべきものはないためしかたないが、南米・アフリカにはもうちょいマスコミも報道しようよ。

さて何かと議論の多い日韓共催。結果的には成功といって良いだろう。致命的なミスがあるわけでもなく、興行としてはイイ線で納まったのではないでしょうか(とりあげれば、韓国での空席問題くらいか?)。チケット問題は日韓の責任ではないし、韓国での審判問題もおそらく韓国の責任ではないでしょう・・・ってまさか買収はしていまい・・・。
日韓共催はあくまで比較論で語られるべきものだ。日本単独ならどうだったか、韓国単独ならどうだったかと想像すると、日韓共催に特段のデメリットは想像できない。韓国単独だとなーんかヤバそうな気もするが、日本単独であろうが日韓共催であろうが大会の成功・失敗に大差あるまい。ならば副産物として日韓交流の雰囲気が生まれた分だけヨシとすべきというのがおいらの考えだ。要するに「おまけ」ですね。

てなわけで、オイラ的にめでたしめでたし。おそらくは、”夢の後”として今後、W杯で起きた問題の数々とか、「ココで中村がいたら日本はもっと上に行っていた」とか、まーいつものマスコミ根性が発揮されるだろうが、オイラ的には現時点ではめでたしめでたし。

2002年6月25日 火曜日
エア・ドゥ 民事再生法適用を申請

速報ですが、エア・ドゥがついに民事再生法申請を発表した。

エア・ドゥといえば、札幌-羽田間を専門に扱う低価格航空便として一時期名を馳せた企業なので、旅行シナイシナイ・飛行機キライキライという方でもご存知であろう。当時は大手ばかりの航空会社に風穴を開けた存在であり、ココがつぶれてしまうのは実に悔しい。

ちなみに5月に北海道に行ったとき使用したのがエア・ドゥ。羽田では、チケット発券場所を隅に寄せられ、しかも発券所自体も学園祭の縁日みたいなボロい作り。でも、カウンターのお姉ちゃんはキチンと対応してくれたし、スチュワーデスもキチンとしてた。おそらくはそれなりにポリシー持って企業運営しているであろうエア・ドゥは、「つぶれてはいけない」会社の1つなんだとたいした根拠もなく考えている。

さて、低価格路線へひた走ったエア・ドゥに対し、大手がとった手は「低価格」という直接対決。「それはないんぢゃないの?」という声も多かったが、経営戦略上、これは当然の手と言える。大手はアリの真似をしてアリを踏んづける、それはトップ企業の定石ともいえる手法だ。

今後、エア・ドゥは全日空の資本出資を受け入れ、経営再建を目指すことになる模様だ。出資比率は10%程度で、残りはエア・ドゥが自力で調達しなければならない。さて、北海道は出資してくれるのだろうか・・・。

うーむ。非常に残念だ。悔しいから今日はもう寝る。

2002年6月16日 日曜日
【映画】少林サッカー

ウワサの『少林サッカー』を観てきた。
いやー、おもろかった。観客から拍手が起こってました。

【ストーリー】
少林寺でカンフーを身に付けた6人は、現代社会では落ちこぼれた生活をしていた。しかし周星馳演じる「鋼鉄の脚ことシン」は、その強靭な脚を見込まれサッカー選手になる。シンはサッカーを通じて少林拳法を世界に広めようと、少林拳法を使ったサッカーで大活躍するのであった。

って、書いてて虚しくなってきた。ストーリーなんてどーでもいいんです。この映画にあるものはバカだけです。

しかし、あそこまで徹底してバカやられると、かえってすがすがしい。本音の本音では、腹を抱えて笑えるっていう程のもんぢゃないんだけど、あそこまで首尾一貫してやられちゃうと白旗あげるしかない。「もー、あきらめて笑わせていただきます。」って感じ。

それにしてもホント巨費を投じてバカやってます。お得意のワイヤーに加えてCGてんこもり。これがウマイんだなー。ストーリーがあんだけどーしょもないのに、ここは金かけにゃ!ってトコにはバリバリ金つっこんでCGしてる。

診断士受験生のミナサマ。勉強に疲れたら頭空っぽにして観に行ってください。なーんも考えないで観るのがよろし。

2002年6月15日 土曜日
W杯つぶやき

W杯特需がおきてるらしい。経済効果は3兆円らしい。

昨日のW杯はラジオで聞いていた。リアルタイムはうれしい反面、余計映像見たくなることが難点。

渋谷や六本木はどうやらスゴイ盛り上がりだったらしい。彼らの盛り上がりは4年に1回でなく一生に1回なんだろうな・・・また日本で開催されない限り。

なんで日本のユニフォームって、青なんだろ?

ところで、みの もんたが朝5時45分からTVに出ている。一体彼はいつ寝てんだ?

どちらかといえばトルシエ擁護派の私としては、さんざんっぱらトルシエ批判していたサッカー解説者の言い訳を聞きたいぞ。

んー、大阪人の本音は、「やっぱトラだろ」なんぢゃないだろーか。サッカーよりも。

2002年6月8日 土曜日
死者だけが知るパスワード――ノルウェー国立機関がハッカーに解読を要請

という記事が、ヤフーのコンピュータ・ニュースに出ていた。

なんでも、ノルウェーの国立機関で、重要書類の管理をしていた担当者が突然亡くなったため、パスワードがわからず、ファイルにアクセスできない事態が生じているとのコト。んで、その解読をハッカーに要請したらしいのだ。

確かに切実。情報部門診断士としても、「パスワードをメモする・・・×、パスワードに自分の愛称や電話番号を使う・・・×」というのは定番の指導であり、死んだときどうすんだ?ということは考えたこと無かった。

んで、ぢゃぁどうすればイイんだってことで、この記事では続けて『デッド・マンズ・スイッチ』というプログラムを紹介している。このソフトは、今回のような死後にトラブルを招くことを避けるために作られたプログラムだ。

どういう仕組みかといえば、定期的にリセットしないと、あらかじめ指定しておいた一連のタスクを自動的に実行するというものである。例えば、一定期間リセット命令が行われないと、自動的に「自分は死亡などのトラブルに陥ってしまったようです。重要管理書類のパスワードは××××。以後のことよろしくお願いします」というメールを指定したところに自動送信したり、他にも機密書類を自動的に暗号化する・破壊する、ということが行えるらしいのだ。

このようなプログラムが出回るくらいだから、やっぱり本件は切実な問題なんだろう。

んでソフトは万能なわけでなく、こんなトラブルも発生している。
以下、ヤフーニュースからの抜粋。
------------------------------------------------------------------------------
 だが、プログラムを実際に使ったことがある一部の人々は、使用にあたってはくれぐれも注意が必要だとアドバイスしている。

 ロサンゼルスのウェブデザイナー、ケニー・ラガーディアさんは、次のような体験をしたという。「休暇に出かけて、プログラムのことなんかすっかり忘れていた。帰ってきたらビックリだよ。プログラムが勝手に『どうやら僕は死んでしまったみたいだ』ってメッセージを僕が購読していたニュースリスト全部に流していて、おまけにアダルト関係のファイルを全部破壊してしまっていたんだ」
-------------------------------------------------------------------------------











確かに、相当切実な問題だ。
今回の記事→(ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020607-00000001-wir-sci)

2002年6月4日 火曜日
ニッポン引き分け

おそらくは今夜書かれるあまねく日記のなかで、最も多い話題がコレでしょう。
いやー、おもろかった。勝てる試合を落としたなって感じはするが、でも満足。

サッカー解説者の人々が、口々に「ワールドカップは簡単に勝たせてはくれない」と言っていた。
企業経営に置き換えれば、企業文化みたいなモノなのだろうか。
おいらみたいな、にわかサッカーファンには最初ピンとこなかったが、サッカー知っている人にとっては「ワールドカップは簡単に勝たせてはくれない」は非常に納得できるワードなんだろう。
今日の試合を観て、その意味がちょびっと分かった気がした。

考えてみればJリーグができてわずか数年。サッカー運営システムとしては、Jリーグを頂点としたピラミッド組織をつくり、少年時代からサッカーを教育する仕組みが出来上がった。トルシエのフラット3も(専門的なことは分からんが)定着し、日本の型ともいうべきものが出来上がった。
おそらくは、定石通りに日本はサッカーを急激に吸収してきている。

しかしそれはあくまでシステム論でしかない。ほんとうにサッカー文化が根付き、ほんとうの日本らしさを作るには、まだまだ年数が足りない。これはシステムの問題ではない。エネルギーの問題なんだと思う。
[トップ] [戦略] [日記] [読書] [討論] [蜘蛛]